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東洋医学から見る51~体調は冬の臓器”腎”をベースに整えるべき理由


コップに注がれる牛乳
冬の臓器”腎”の役目

漢方で冬は『万物がエネルギーを貯める季節と考えられています。

そして冬の臓器”腎”は『生まれ持った元気を貯めている所』とされています。


生まれ持った元気は、毎日少しづつ消費されていくので、胃と脾によって消化吸収された後天の元気を補給していきます。


そうやって日々生活しているのですが、冬は春から始まる活動に備えて大切な準備をする期間でもあります。


春に芽を出し、夏に枝葉を大いに茂らせ、秋に実らせる・・という流れを作るには冬の準備にかかっているのです。


鍼治療中の人

冬はなんとなく動きたくないけど・・

冬の間、土(胃・脾)が根をしっかり支え、水(腎)を枝の先までしっかり回し、傷んだ所は直しつつ、花芽の準備を整えます。


寒い時期はなんとなく動くのが億劫だったり、気分が乗らないことも起こりがちですが、それは体の反応としては正しいのです。


動物も植物も、この時期は休めるならしっかり休み、体のメンテナンスをしながら春からの活動期に向けてエネルギーを貯めるのが理想です。


花を咲かせるのも、枝葉を茂らすのも、実を育てるのも大変なエネルギーが必要なのですから。


パック入り牛乳
生まれ持った元気が少ない=長生きできない?

仮に生まれ持った元気が少なかったとしても、胃・脾をしっかり働かせて元気を的確に補充できればいいのです。


生まれ持った元気が少ないと、成長が遅かったり、ちょこちょこ体調を崩すことも起こりますが、胃・脾を整え、冬に養生すれば徐々に体調の波が小さくなります。


なまじ生まれ持った元気に頼りすぎて生活していると、ある日突然電池が切れたように不具合が一気に起こります。



生まれ持った元気の量に関係なく、体質をよく理解しそれに合った過ごし方をする方が長く元気に過ごせます。

血圧を計っている

エアコンの効いた部屋でも体調不良になる理由

そういった意味でも、冬の過ごし方というのはとても大切で、特に冬の食餌は体づくりのベースになると考えています。


暑ければ、体を冷ます。

湿気が多ければ、余分な水分を出す。

というのも、冬の臓器”腎”の働きが大いに関係します。



春先から夏のような気温になり、真夏になれば体温並みの気温になることも増えた昨今。

そのせいか熱中症だけでなく、春や秋にも体調が優れない犬猫が増えています。


その多くは、空調の効いた部屋で過ごしていて、激しい温度差にさらされる機会は少ない環境でしょう。



それにも関わらず

「暑いから体を冷ます食材」

では解決しないことが増えたのは、土台となる”腎”が整っていないからだと考えています。


特に日本の夏は湿気が多く、これは暑さに強いとされている猫でも体調を崩す大きな原因です。


薬と聴診器

一朝一夕にはいかない食養生

TVの健康番組で「○○はお腹に良い」「○○を食べると△△が解決」などというテーマが放送されると、スーパーでその食材が売り切れるという現象が起こります。


しかし食で体を整えるというのは積み重ねが必要です。



ご相談を受けているとしばしば「どの位で改善しますか?」と聞かれます。

食餌は薬ではないのはご理解頂けていますが、1~2カ月ではまだ「その場限り」の”改善”です。


相談後の”冬”に、

・どんな食餌

・どう”腎”を整えていくか

で”腎”の土台を作っていきます。



残念ながらひと冬越したただけは、どんな花が咲き、どんな実がなるかはなんとも言えません。


何回かそのサイクルを繰り返し、その子なりの体の整え方を掴み、歳を重ねていくのです。


四人の医師が話し合っている

持病があっても生まれつき弱くても大丈夫!

もちろん加齢と共に、対処方法は変わっていくので微調整は必要になります。

しかし地道に積み重ねていけば、生まれつきの元気が少なくても、持病があっても健やかに過ごせます。


人間との距離が近い動物たちは、人の想いや精神的な影響を受けやすい環境にあります。


「持病があるから仕方がない」

「生まれつきだからしょうがない」

という思い込みはことのほか、彼らに影響します。


同時に心配しすぎたり、悩みすぎるのも影響します。



血液検査のデータは目安になりますが、状況によってはその数字に捉われすぎないようにするのも大切です。



数字を良くするのが目的ですか?

日々穏やかに楽しく、一日でも長く健やかに過ごすことを目標にしたいと思います。

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