まさお日記の著者?!まさおくん。
ポジティブで、陽気で、元気なキャラを、皆様に可愛がって頂き、本当に感謝しています。
朝市まで、わざわざ”生まさお”に会いに来て下さった方もいて、大変嬉しかったです。
ありがとうございます。
その時も、言って下さった方がいたのですが、我が家へ来て9か月。
顔つきが非常に変わりました。
現在と比較できるごく初期の写真があまりないのは、カメラを向けると、非常にピリピリして、唸っていたからです。あまり撮られる経験がなかったのでしょう。怖がる・・というよりイラついている感じでした。
突如、飼い主さんと生き別れ、生活の全てが変わってしまった状況に、”怯えている”というより、”怒り”を感じているように見えました。
「何で、俺はこんな所にいなきゃいけないんだ!もう家に帰る!!」
散歩中、ある一定の年齢、容貌の方を見つけると、通り過ぎるまでじっと見つめる。
救急車のサイレンが聞こえると、キョロキョロする。
眉間にしわを寄せ、熱心に地面の匂いを嗅いでいるのも、帰り道を探しているように見える時もありました。
先住犬・茶々丸の寝床を占拠して、そのそばを通っただけの彼の尻尾の毛をむしったことも数回。
兄弟が少なかった茶々丸は、おもちゃや餌の取り合いをしたことがなかったためか、他の犬におもちゃを取られようが、食事の最中に子猫がお皿に手を突っ込もう(!)が、喧嘩になったことがありません。
万事『まあ、いいや』とか『あとでまた貰えばいいや』という感じなのです。
(ちなみにそんな風に育った子猫も現在5才。今は彼のために、自分の餌を必ず一口残します)
まさおは、寝ている茶々丸の首に、突然噛みついたこともあります。
その頃は、まさおの危ない兆候が少し分かるようになったので、寸でのところで私の足を両者の間に入れ、最悪の事態は避けられましたが、歯がかすったのか、少し出血しました。
まさおにしてみれば、訳の分からないことの連続で、ストレスの極地だったのでしょう。
何で前の生活に戻れないのか?
知らない犬は四六時中いるのに、会いたい人(前の飼い主さん)には会えない。
我が家の犬として受け入れる為に、狂犬病の注射を始め、混合ワクチン、フィラリア検査や健康診断など、たいていの犬が大嫌いなことばかり続きました。
血液検査で、クッシング症候群の可能性が出て、さらに心身共に負担のかかる追加検査もしたし、もう納得しがたいことの連続だったのでしょう。
茶々丸にとっても、ストレスだったに違いないのですが、決してやり返したり、避けたりすることはありませんでした。
まさおの真夜中の暴挙に、頭を悩ませている人間たちの横で、どこか達観したようにゴロンと横になっていました。
そしてその横には、猫のソフィがぴったり寄り添い、傷や顔回りを一生懸命舐めていました。
ソフィの方は、この一件で、まさおに対して非常に攻撃的になりました。
(違う部屋にいて、現場は見ていないはずなのですが、騒ぎを聞きつけ飛んできて、茶々丸の首から出血しているのを見て事を悟ったのでしょう)
実際、手を出すことはありませんが、「近づくな!」という態度は、今も変わっていません。
しかし、ある一定の距離があれば、我々を呼ぶために大きな声で鳴くので、まさおを怖がっている・・というより”嫌い”という感情の方が強いかもしれません。
そのまさおも、今や茶々丸が一番の親友。
・・というより、兄のように信頼し、時に甘えているのが分かります。
そして散歩の際、家族全員が揃っているか時々確認しながら歩きます。
勝手に歩く、”オレ様散歩”は、すっかりなくなりました。
また誰かを探したり、誰にでも駆け寄っていくこともなくなりました。
「僕はここのうちの子だから」
・・と思っているかどうかは分かりませんが、口元をゆるめて楽しそうに歩くようになったので、ある程度リラックスした生活はできていると思いたいです。
まさおが頑張っているのは間違いないですが、一番の功労者は、茶々丸くんです。
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