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健康管理も色々~ハリ治療


寒さが一段と厳しくなり、年末からの疲れも出てくる今日この頃。

犬猫も、この季節は持病が悪化したり、年末年始のイベントで食べ過ぎたりはしゃぎすぎたりしたツケが出ることも・・・・。

特に犬は、今年が高齢化のピークと言われていますので、加齢に伴う各症状に悩むお声を聞くことが増えるかもしれません。

歩くスピードが遅くなったり、息切れするようになったシニアにも、適度な運動は必要です。

少しでも気温の高い時間帯を選んでお散歩に出たり、休憩を挟んだり、悪天候の場合は室内の滑らない床で遊ばせるなどの習慣を重ねることで、筋肉の衰えを少しでも抑えることができます。

適度な筋肉の使用や匂いを嗅ぐことは脳へも良い刺激になります。

目が不自由になったワンちゃん・ネコちゃんでも鼻はまだまだ利くことは多いです。

また8才以上の場合、「耳も悪くなってきたかな?」と思っていたら、認知症の初期症状だったということもあります。

どちらにしろ、今までとちょっと違うな・・と感じたら、早めに獣医師に相談することが、充実したシニア期を過ごす秘訣の一つかもしれません。

もし何か健康上の問題が見つかっても、今や治療の選択肢は人間と変わらないくらいあります。

その中で、今日はハリについて取り上げたいと思います。

何本も背中にハリが刺さっている様に「本当に痛くないの?」「こんなので本当に良くなるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。


しかし私自身、動けないほどのひどいぎっくり腰で、鍼灸師さんに往診して頂いたことがあります。

(ホントあの時は、這っても行けないくらいひどかった!)

ところが、1時間くらいの治療で、起き上がって歩けるようになりました。


ハリと言っても、チクっとする感じではなく、指先でトントントンと軽く刺激されるような感じです。

今はこの治療を犬猫にも施してくれる獣医さんがいらっしゃいます。

小型犬にも大型犬にも多い関節の疾患はもちろん、胃腸のトラブルや実は精神的な悩みにも効果的です。

落ち着きがない、分離不安気味、ストレスを抱えているなどに対処するツボがあります。


もちろん、そこにハリをすれば”一発解決”となるわけではありませんが、

『しつけ教室に通ったけどあまり改善しない』

『レメディがいまひとつ効いてないような気がする』

という時、並行して試してみるものいいかもしれません。

もちろん獣医師の診断によっては、ハリに向いていないケースやハリより良い治療があるケースもありますので、よくご相談下さいね。

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