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真夏のカイダン


この時期は、TVや雑誌などでの心霊特集や怖い映画を見かけることが多くなりますね。

夏という季節は大好きですが、このお化け関係はすごく苦手です。

作り物と分かっていてもダメ。


みんなで、キャキャー言いながら怖いエピソードを聞く分にはいいのですが、写真や映像として見るのがダメ。

と言っても、あとで一人になった時、聞いたエピソードを急に思い出し、シャンプーを中途半端に流して出ることも・・・。

先日も、仕事先でその土地にまつわるコワ~イ話を聞いてしまいました。

((+_+))



今でこそ、オフィスビルや高級マンションの立ち並ぶ町ですが、その一角にある小さい公園の秘密・・・。


あ~。。。。。思い出すとホントにだめ。

よりによって、そんな日に帰宅すると、奇妙なことが起こりました。


まず玄関を開けると、ス~っと冷たい空気を感じます。

この日の最高気温は34℃。

いくら夕方とはいえ、まだ30℃はあろうかという日です。

靴を脱いでも、足元にまとわりつくような冷気が漂っています。


汗も引っ込むような異変に、階段を上がっていくと、木製の手すりまでヒンヤリしています。



『外が暑すぎたから、冷たく感じるんだ』

と言い聞かせながら、一段一段踏みしめていると

丁度階段の真ん中あたりで、人の声を耳にしました。

さすがにビクッとして足を止め、しばらく耳を澄ませていると、誰もいないはずのリビングのドアが10センチほど開いていて、そこからヒソヒソと話し声が漏れているのです。


『空き巣?!』

そういえば、先週回覧板が回ってきたっけ。

近所で車の盗難があったり、旅行中に空き巣が入ったりするから戸締りに気を付けて下さいって。

今度は違う緊張が走り、脂汗が出てきました。

『このまま気づかれないよう、家の外に出てお巡りさんを呼ぶか・・・』

その時、聞きなれた声が飛び込んできました。

「キハラさ~ん、そら○ロー!」

あぁ~?!

そ~っとドアを開けると、部屋は一段と涼しい。

「あっ、お帰り~!!ミヤ○屋観てたら、寝ちゃった」

なんて寝相だ!しかもクッションを倒したり重ねたり、自分の体にカスタマイズしてる!

テーブルの上のリモコンを操作して、部屋をガンガンに冷やし

TVをつけた犯人はこちら↓

「お兄ちゃんがTV観たいって言うから、リビングのエアコンもつけてあげたの」

ちなみにニャンコがいた部屋は空気清浄機もON。

プラズマクラスターに満ちた中で熟睡してました。


もしこれを家電メーカーの方が読んでいたらお願いです。

チャイルドロックだけでなく、キャットロックの搭載をお願いします。

(チャイルドロックは解除できます。とりあえずこの後、留守中はコンセントを抜くようにしてます)

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