毎日、TVや雑誌・新聞・インターネット等で、たくさんの健康情報があふれています。
『○○を食べるとXXに良い』とか『○○は続けないと効果がない』とか・・・
『一日30品目食べましょう』てのもありましたね。
当時(今も?!)得意料理は”サラダとおむすび”という私には、とりわけハードルが高かったなあ。
(ちなみに2000年以降、厚生労働省のホームページからも”一日30品目”は削除されています。
”30”という数字にこだわりすぎると、糖質・タンパク質・脂質が結果的にオーバーする傾向が判明したため)
どれも専門家が出てきて解説してくれるので、大変説得力のある話ばかりです。
実際、その食材や方法で効果のあった方も出てきたりすると、同じ悩みを持つ方は
すぐにでも試したくなるでしょう。
かく言うワタクシも、その一人でして、とりあえず新説が出るとチェックします。
しかし”一日30品目”のケースのように専門家が意図しない方向に事態が広がり、
表現を変えたり、訂正することはよくあります。
このように人間の栄養学や医学の世界でも、様々な議論が活発ですから
犬猫の健康情報は推して知るべし・・・。
『この本にはこう書いてあるけど、あっちにはこう書いてある』
『あの獣医さんはこう言ってたけど、さっき観たTVではこう言ってた』とか・・・。
自分のことだったら、試した健康情報の結果(お肌プルプル♪とか全然痩せないよ~!とか)に一喜一憂して済みますが、愛犬・愛猫のことになるとそうはいきません。
彼ら彼女らは、私たちの選んだものしか食べられず、仮に病気になったとしても、私たちが選んだ治療を受けることになります。
まさに犬生・猫生のすべてを私たちに委ねていると言っても過言ではありません。
その重い責任を果たすために、私たちに出来ることは何でしょうか?
溢れる情報の中から、”自分にとって”都合の良いことではなく、”彼ら(犬・猫)にとって”良い情報を取捨選択をすることは本当に難しいことです。
難しいことですが、彼らが私たちに与えてくれる日々の喜び・癒し・楽しみ等々を考えたら、この責任は果たさなくてはなりません。
初回なので、真面目なことを書きました。
今後はわんちゃん・ねこちゃんに関連することを中心に、広い分野から楽しく(たまに真面目に)書き綴って参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。